6.【権力志向】は『行動依存症』の1つの形態
*【権力志向】(ファシズム)は『行動依存症』の1つの形態
人は無意識の内に『行動・依存』『価値観・信念』『感情・欲望』に一貫性を求め
そのために認知を変換する
【認知的不協和理論】独裁の構造【権力志向】
●『行動』(競争・管理・報奨・制裁・忠誠・盲従・厳罰・虐待・処刑)
●『感情・欲望』(上昇欲・支配欲・被害妄想・攻撃性・排他性・富国強兵)
●『価値観・信念』(全体主義・優生思想・国に命を捧げる・愛国心)
が挙げられる
それは
中国や北朝鮮やナチスドイツや大日本帝国、あるいはカルト宗教やブラック企業やヤクザ等に共通している
その根本には、自分の存在に対する「不安と恐怖」がある
人は『不安や恐怖や苦痛や苦悩』に陥ったとき無意識の内に、
何かに『依存』しようとする。何かに頼ろうとする
そして
その自分の『依存行動』を正当化させようと認知を改変する
↓
『規則ルールの絶対化』『厳罰化』『忠誠・盲従・管理・競争』
『自民族中心主義』『陰謀論』『歴史修正主義』『富国強兵』
『人命・人権の軽視』『集団主義』『全体主義』それらは相関関係にあり
それは不安・恐怖・ストレスの増大に伴う
脳内神経伝達物質の働き(バランス異常)による
『脳の抑制機能』(共感・自省・想像・自立力)の低下に起因する
価値(認知3)の絶対化→不協和の増大→不安・恐怖・ストレスの増大
→神経伝達物質のバランスの異常(ドーパミン・ノルアドレナリン過剰)
→脳の抑制機能の低下→依存性・承認欲求・被害妄想・攻撃性の増加
✔不協和が増大すると抑制機能が低下する
✔不安・恐怖が増大すると何かに『依存』し『安心』を求めようとする
✔結果、騙されやすく、誘導されやすくなる
✔そして、依存行動を正当化しようと攻撃性が増し、被害妄想が強くなる
つまりは半強制的に『行動』(服従)させることによって
《不安・恐怖・ストレス》を与え不協和を増大させ
神経伝達物質(ドーパミン・ノルアドレナリン)を過剰放出させ
抑制機能を低下・麻痺させ
『依存的・奴隷的・攻撃的・集団主義的』な人間(兵士)を作ることができる
*【反権力志向】と『自立心』
それに対して
【反権力志向】は行動(競争・忠誠)を強制しょうとする抑圧への反抗から生まれる
成長する中で獲得してきた『自分の中の価値観・自立心・抑制機能・個性』と
その個性を無視して行動を強制しようとする『親や社会の価値観』の間に
《不協和》(ギャップ)があるとき(権力・親・社会に対する)反抗が起こる
①『自分の価値観・感情』→《不協和》←②『親の期待・強制・教育』
↓
どちらを取るか
↓ ↓
①を貫くか=反抗 ②に応えようとする=従属
社会の「〜でなければならない」という強制に対して疑問を持ち
「自分でありたい。別に競争なんてしたくない。優劣や上下に拘らない。
そのままでいい」というような『価値観』の中で「反抗心」が生まれ、
その『行動』を正当化するように認知を改変する
【認知的不協和理論】リベラルの構造【反権力志向】
●『行動』(反権力・反管理・反競争・体罰禁止・死刑廃止)
●『感情・欲望』(自立・弱者救済・自然保護・協調平和)
●『価値観・信念』(自由・平等・公平・公正・持続可能社会)
人は無意識の内にそれらに一貫性も持たせ
自分の『行動(自立・反抗)』を正当化させようと認知を改変する
そこから生まれてきたのが⋯
↓
『世界宗教』『思想・哲学・科学・学術・芸術』『社会主義・共産主義思想』
『日本国憲法』
[これらは抑圧された中で『解放・反権力・自由・平等・人権尊重・弱者救済』を
目的として生まれてきた側面がある(当初は明治維新も?)]
そうして【権力志向】と【反権力志向】に分裂・二極化していく