『ネトウヨ』の心理的考察〜「愛国心」という『依存状態』〜

【認知的不協和理論】人はなぜ「陰謀論」や「歴史修正主義」のにハマるのか?

【認知的不協和理論】は朝鮮戦争時の「中国人民軍」の「米国人捕虜」に対して行なわれていた“洗脳”の仕組みや、人がブラック企業・マルチ商法・カルト宗教などに“ハマる”仕組みの説明するものとして有名で、それは「人は『不協和』が増大したときそれを解消しようと【認知を変更】する」という『心理的メカニズム』を利用したもの。
そして、それは同じように「人は、なぜ『陰謀論』や『歴史修正主義』にの“ハマる”のか」という命題にも応用できる⋯




2022-01-01から1年間の記事一覧

【認知的不協和理論】『ネトウヨ』と『リベラル』を分けるもの

はじめに 『ネトウヨ』と『リベラル』の思考の違い 人は自分の存在(やってきた行動・価値観・欲望・感情など)を正当化するために“認知を改変”する 人は生まれたときは周りは怖いものだらけで、自分が生きていくために親は絶対的な存在であり 「親に甘えたい。守…

13.『ネトウヨ』と『リベラル』を分けるモノ

脳の構造 脳は「思考・知性・社会性等」を司る『理性』(前頭前野)と「感情・欲望・行動等」を司る『本能』(大脳辺縁系)に別れていて 『本能』から湧き出る「感情・欲望」(好き・嫌い・不安・恐怖・怒り・悲しみ・快感など)を、『理性』が制御コントロールすることによっ…

12.『ネトウヨ』は【依存症】であり、【自己愛性パーソナリティ障害】である

*『依存症』になる脳の仕組み 脳は 「思考・社会性等」を司る『理性』(前頭前野)と「感情・情動・欲望・行動等」を司る『本能』(大脳辺縁系)に別れていて 『本能』から湧き出る「感情や情動や欲望」(好き・嫌い・不安・恐怖・怒り・悲しみ・快感・興味・好奇心など)を『…

11.『虐待・体罰・暴力の連鎖』の仕組み【認知的不協和理論】

*『不適切な養育(マルトリートメント)』と『脳』の関係 具体的に『不適切な養育(マルトリートメント)』で脳はどう変化するのか? 参考)連載 実は危ない! その育児が子どもの脳を変形させる 等から要約 ①身体的マルトリートメント(体罰、直接的な子どもの…

10.【自己愛性パーソナリティ障害】と防衛機制

*【自己愛性パーソナリティ障害】になる原因は? 自己愛性パーソナリティ障害と診断された人々は中心的な防衛機制として【分裂】(スプリッティング)を用いる 『防衛機制』とは受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時にそれによる不安を…

9.『自己愛性パーソナリティ障害』と『境界性パーソナリティ障害』と【認知的不協和理論】

*『自己愛性パーソナリティ障害』 『自己愛性パーソナリティ障害』とは? 《症状》 自分は人より優れていると信じている。 業績や才能を誇張する。劣っていると感じた人に高慢な態度をとる。 非難に弱く、すべてを否定されるように感じる。 非を受け入れない…

8.【認知的不協和理論】と『ネトウヨ』

*【認知的不協和理論】『保守』と『リベラル』 【認知的不協和理論】 人は自分のしてきた『行動・依存』を正当化させるために『価値観・信念』『感情・欲望』を改変する そして、その時生じる不協和(矛盾)を解消・低減させ一貫性を持たせようと 都合の悪い認知…

7.【自民族中心主義】と【歴史修正(否認)主義】

*【認知的不協和理論】と【自民族中心主義】 【権力志向】↔【反権力志向】の対立・二極化する中で自分の『価値観・選択・行動』が正しいことを主張するために常に相手を攻撃・誹謗中傷する必要がある なぜならその価値観とは所詮、人間が作った「思い込み・幻想・…

6.【権力志向】は『行動依存症』の1つの形態

*【権力志向】(ファシズム)は『行動依存症』の1つの形態 人は無意識の内に『行動・依存』『価値観・信念』『感情・欲望』に一貫性を求めそのために認知を変換する そして、独裁国家・ファシズム国家の特徴として 【認知的不協和理論】独裁の構造【権力志向】 ●…

5.『ネトウヨ』と『リベラル』を分けるもの〜【権力志向】と【反権力志向】

*【権力志向】と【反権力志向】 人は生まれた瞬間から否応なく、ピラミッド支配構造の弱肉強食社会の中で生きていかなければならないそれは『現在の日本』に限らず どの政治体制や宗教や地域や時代とは関係なく、中国共産党や北朝鮮金王朝や韓国や米国でも…

4.【認知的不協和理論】と『洗脳』と『教育』〜「教育勅語」とは何か?〜

*【認知的不協和理論】 人は『行動』『感情・欲望』『信念・価値観』『社会・環境(他者・周囲)』が【不協和(矛盾)状態】にあるとき、知らず知らずの内に、無意識に、矛盾する“認知を改変”し一貫性をもたせ、不協和を解消しようとする 例えば、体育会系や受験エ…

3.『依存症』になる“脳の仕組み”

*『依存症』になる脳の仕組み 現在は、医療技術の進歩により『脳の構造』と『精神疾患』の関係が明らかになりつつある ギャンブル依存症患者は[背外側前頭前野]と[内側前頭前野]の結合が弱く、状況を理解し柔軟にリスクに対する態度を切り替える能力に障害…

2.『行動(依存症)』の正当化→認知の歪み

*『依存症』とは? 『依存症』とは、 ・心身の健康や、生活を脅かしているにも関わらず 特定の物質や行動を「やめたくてもやめられない」状態 ・脳内に報酬(ごほうび)を求める“回路”ができあがり 脳の思考や創造性を担う部位(前頭前野)の機能が低下し 自分…

1.【認知的不協和理論】とは、自分の「行動」を正当化しようとする『心理的メカニズム』

【認知的不協和】とは? 『自分が正しいと信じてきた認知(考え・行動・価値観)』とは別の『新しい・矛盾する認知』が出てきた状態 あるいは 『理想の自分』と『現実の自分』との《不協和(ギャップ・矛盾)》の間でバランスが取れなくなっている状態 で、そのとき…